大人がピアノ教室に通う理由は？ピアノ教室の魅力などを詳しく解説
新しい習い事を始めるのに年齢は関係ありません。大人になってからピアノを始める方も多くいます。この記事では、大人がピアノを習い始める理由、年齢層、ピアノ教室に通うメリットなどを解説いたします。ピアノを始めようか迷われている方はぜひ参考になさってください。
ピアノ教室とは？
ピアノの弾き方を教わるピアノ教室では、クラシック、ジャズ、定番の音楽までさまざまなジャンルの音楽を取り扱っており、弾きたい音楽のピアノ教室を選べます。初級～上級にわけられ、自分の技術に合ったコースに入って弾き方を習います。初回にピアノ教室の先生と生徒がどんな教材を使用するか話し合って決定し、レッスンを開始します。ピアノ教室はピアノ以外にも、リトミック、同じ目的を持つ仲間との交流、音楽理論、マナー、協調性などを学べます。
ピアノ教室の年齢層は？
ピアノを始める年齢は下記のような割合になっています。
始める年齢
10代 15%
20代 17%
30代 18%
40代 21%
50代 17%
60代 8%
70代以上 5%
年齢を重ねると新しいことを始めるのが億劫になる方も多いですが、10～70代まで幅広い世代の方がピアノを習っており、挑戦は何歳からでもできることがわかります。
大人になってからピアノを始める理由
大人になった今ピアノを始める理由は、人それぞれさまざまな理由があります
子供のころピアノを習っていた
子供のころにピアノ教室に通っていた人が、大人になってまた習いたくなるケースです。子供のころ、勉強が忙しくなったり、先生と合わなかったりしてやめたくないのにやめてしまった場合、大人になってから「ピアノを習いたい」と考える方も多いようです。
ピアノを弾いてみたい思いがあった
ピアノを弾く人に憧れて、自分も弾いてみたいと考えている方もいます。たとえば、「学生のころ合唱コンクールなどでピアノを弾く同級生の姿に憧れていた」「ピアノをかっこよく弾いてみたい」とずっと思ってきて、急に「ピアノ教室に通おう」と行動に移すことも多いです。
弾いてみたい曲がある
動画サイトには、ピアノを弾いている姿がたくさんアップされています。これを見て、自分もやってみたいと考える方も多くいます。定番の音楽から、ゲーム中に流れる曲、ジャズ、フォークなどが人気で、これらを演奏する手段として手軽に始められるピアノが思い浮かぶようです。
自分の好きな時間に通える点でも人気がある
仕事終わりや休日に自分の時間ができ、その時間を使ってピアノ教室に通う人も増えています。大人になって、空いた時間を自分の趣味などにあてられるようになったため、都合のいいレッスンの時間を選んでピアノ教室に通う大人が増えているのです。
大人のピアノ教室のレッスンとは？
ピアノ教室の先生によって、指導方針はさまざまです。詳しく知りたい場合、気になるピアノ教室の体験レッスンに行ってみるのがおすすめです。体験レッスンで先生に「じっくり教えてほしい」「仕事が忙しくなると、自宅で練習できないかも」といった相談をしてみましょう。ピアノ教室を選ぶ際に大切なのは先生との相性なので、いろいろお話してみると安心です。
また、体験レッスンでは、ピアノの経験や今後の目標を聞き取りされる場合が多いです。どんな目標を持っているかで扱う教材も違ってくるため、「ピアノがうまくなりたい」「楽しく続けられればいい」といった考えを細かく伝える必要があります。もちろん続けているうちに目標が変わるケースもありますが、最初にどのような考えを持ってピアノ教室に通いたいのか明確に伝えることが大切です。
どんな人から教わるの？
ピアノ教室の先生は、生徒ひとりひとりのレベルに合わせピアノ演奏を指導します。ただピアノ演奏を指導するのではなく、強弱の付け方や楽しんで演奏する大切さも伝えてくれます。
先生を選ぶ際、「有名な大学を出ているから」、「海外で音楽を学んでいるから」などで選ぶ場合もあるでしょう。先ほども申しましたが、先生との相性は重要です。どれだけ高い技術を持つ先生でも相性が悪ければ、楽しんでピアノ教室に通えず、上達も見込めない可能性があります。相性が合わない場合、我慢しないでほかの先生を探しましょう。教え方が上手い先生を見分けるのは、その先生のもとに通っている生徒をチェックしてみるとわかります。実績を作っている生徒が多く集まっているなら、それは先生が良い指導を行っているからなのかもしれません。
ピアノ教室の魅力
大人がピアノ教室に通うメリットをご紹介いたします。
独学より上手になれる
ピアノ初心者であれば、始めはどうやって弾いたらわからない方も多いでしょう。楽譜の読み方や指の動かし方などさまざまな問題が出てきます。独学の場合、自分で一から調べる必要がありますが、自分で調べてわからなかった場合、挫折するケースも考えられます。ピアノ教室に通っていれば、先生がしっかり教えてくれるので安心です。レッスンに通い続けてピアノを弾くのが習慣になれば、ピアノの上達は期待できるでしょう。
脳が活性化される
ピアノ演奏は脳の活性化につながるとされています。左右の指が違う動きしたり、両足でペダルを操作したりといった動きをピアノ演奏では求められ、かなり頭を使うのです。両手両足を使いながら、目で楽譜を読む作業も追加されるので、ピアノ演奏は意外に忙しく、脳がかなり刺激されます。
これが脳トレにつながり、認知症やボケを予防に効果を発揮します。年を重ねると、体力や記憶力は低下してしまいますが、ピアノを弾いていれば脳が活性化され、老化を防ぐことも期待できるでしょう。同じ曲を何度も繰り返すより、さまざまな曲にチャレンジするとより脳へ刺激が伝わるのでおすすめです。自分の好きなジャンルで曲を演奏し、脳の活性化につなげていきましょう。
生活習慣病予防の効果が期待できる
両手両足を動かして記憶力のトレーニングにもつながるピアノ。脳が活性化すると、全身の血の巡りも良くなるため、生活習慣病予防も期待できるといわれています。
仲間ができる
グループレッスンがあるピアノ教室に通えば、同じ趣味を持つ仲間ができます。仲間ができれば、通うのがより一層楽しく感じられるでしょう。仲間ができると、悩みを相談し合ったり、練習方法を相談し合ったりして、お互いを高め合いつつピアノを弾けるメリットが生まれます。グループレッスンがなくても、楽器を演奏する社会人サークルや地域の集まりなどで交流を持てる可能性は充分あるでしょう。
達成感が生まれる
弾きたい曲が弾けるようになると、達成感が生まれます。大人のピアノ教室に通う方の中には、誰かに自分の練習の成果を聴いてほしいと考えている人もいます。確かに大人になると、練習の成果を発表する機会は減ります。そのため、発表会があるピアノ教室に通い、多くの人に自分のピアノ演奏を聴いてもらうことを目的に通う方も多くいます。
まとめ
ピアノ教室に大人が通うのは、子供のころ習っていたピアノをまた弾きたくなったり、ピアノを弾く人に憧れがあったりといった理由があります。ピアノ教室に通うのは何歳からでも遅くはありません。ピアノ教室を選ぶ際、先生の指導方針などを細かく把握し、自分と相性がいい先生を選部ことが大切です。脳トレの効果を得られるピアノで仲間を作り、楽しみながらピアノ教室に通いましょう。